友人から「秒刻みの人生だね」と評される程、私自身20代、30代といつも何かに焦り、走り回ってばかりいました。
とにかく行動力だけはあったので、「やれない理由」を話している時間があるなら、「やれる方法」を見つけ、やってみる方がどれだけ効率と生産性があるか、などと、偉そうに話していた時代があります。
学んでいた経営学や心理学を勘違いに解釈し、見当違いの行動ばかり繰り返していたように思います。

 

活動のピーク時は、フルタイムで働きながら、120キロ離れた東京で舞台音響を続け、更に「日本で初、週末だけでMBA」を謳い文句に、名商大が東京丸ビルではじめた経営大学院1期生として週末は大学院に通い(2008年MBA取得)、そして平日の夜は地元でまちづくりや人材育成活動に係わる、という生活をしていました。

 

二足の草鞋どころか「四足の草鞋(わらじ)
頭の中はいつもフル回転。今日はどこで寝て、何を持って外出するのか、いつも絶えず考えている生活でした。

 

その頃、参加したあるワークショップで「Q:もし1億円あったら何に使いたいですか?」
という質問に、答えた言葉が「東京と水戸の両方に部屋を持ち、全く同じものをすべて揃える」でした。

どちらにも同じものが揃っていれば、毎回移動するたびに2、3日分の荷物を考え、持ち運ぶ必要が無くなると思ったのでしょう。

好きで動いていたつもりでしたが、この言葉には自分でも苦笑い。それだけいつも頭と体は疲れ切っていたのだと思います。

 

でもその頃は、それだけ頑張っても、いくら動いても満足することがありませんでした。
何をやっても「まだ足りない」「まだまだ今の自分ではダメだ」と自分を追い立てます。
そしてそうやって必死に続けてみては、いつも最後は心身を壊し、徒労感と負のループだけが残るという繰り返しでした。

 

よく「行動は大切」、と言います。
考えているだけで行動しなければ何も変わらない、とも聞きます。

でも、その時点での自分を否定して「足りない」と不安から動いていては、良い結末は得られないのです。それを私は失敗をくり返すという経験から学びました。

行動は大切ですが、先ず自分の考えや想いをきちんと確認し、その思いに沿った行動これが重要で、闇雲に動いても良い方向には向かわないのです。

 

その失敗を20年近く繰り返し、3度目の自律神経失調症の症状に見舞われ、脈拍が100を超えた不安の中、私はやっと気が付きます。本当に遠回りの多い人生だったと思います。

だからこそ周りの関わっている人たちには、こんな遠回りの時間を味わってほしくない、自分を確認する時間、整える時間を持って欲しいという強い想いがあります。

 

結局、私がこんな経験を繰り返しながら気付いたことは、
それ以上求めなくても
「すべては既に自分の中にある」
ということでした。

 

2015年にタイのチェンマイでアーユルヴェーダをバララム・チャンドラ先生の下で学んだ時間は、今までの私の経験や学びがすべて繋がって腑に落ちていくような学びとなりました。

 

インド・スリランカの伝統医学で、5000年以上の歴史があるアーユルヴェーダ(Ayur veda)は、オイルでのマッサージが有名で、頭にオイルを垂らす手法そのものがアーユルヴェーダと思っている人も多いのですが、

 

元々はサンスクリット語で
Ayur(命・生命)/  Veda(知識・智慧)
の複合語

 

そのままだと生命の智慧ですが、
Vedaにはvividやvisionの語源で『観る』
いう意味もあります。

つまり、命・生命(自分の命→自分自身)を観るということ

 

私はここからアーユルヴェーダが求めている事とは
一人ひとりが『自分自身を観ること』だと、理解しています。

 

「自分自身を観ていくこと」「観察すること」
それを行うことで、一人一人が自分の持っている質(=個性)に気が付いていく

そして、その質に沿って自分の人生を生きていく
それが「生命の智慧」だなんて、まさに目から鱗で、驚きとともに感激したのを今でも憶えています。

 

自分自身を観ていくことが、生命の智慧だとしたら
答えは全て既に自分の中にあるということです。

 

そもそも中にあるのなら、自分の内側を感じて、それに従って進みさえすれば本来は全て上手くいくはず
このことを忘れ、外へ外へ新しい答えを求めて行動し続けていた当時の私が、どんどんと自分の質から離れて苦しくなっていったのは当然のことだったのでしょう。

このことに気が付いてから私は不安からの行動が減りました。そして、そうしたことで、環境は特に大きく変わっていないのに、出会う人、起こること、それに対する自分の気持ちがみるみる変化をしていき、心の安らぎを感じる機会が増えました。

 

 

行動の量が大切なのではなく、行動に至る自分自身の気持ちが大切だったのです。
「不安ベース」でのスタートなのか、
「安心ベース」のスタートなのか、
その前提こそが大切であり、自分の心の声に沿って動くことが重要だったのです。

 

 

そして、その声を聴くために、大切なことが
「自分自身を整えておくこと」
「心身ともに調和した状態に整えておくこと」
だと、考えています。

 

でも、この「自分自身を整える」「調和した状態に整えておく」など、大切とは分かっていながらも、中々難しくありませんか?

現代社会の中で忙しい日常を送っていると、どうしてもそんな時間は取れず、どんどんと鈍ったりズレてしまっている人も多いと思います。
そうなってくると何が本当の自分の望みだったのか、自分が求めていることは何なのか、そもそも分からなく、感じ取れなくてなってしまいます。
そして、分からなくなった結果、他の人と比べたり、溢れる情報に焦ったり、外へ意識が向いて自分を見失って苦しくなってしまうのではないでしょうか。

 

このような思いから、シンギングボウルという調和をもたらすツールマインドフルネスなどの内観する時間の提供を通して、先ずは落ち着く、自分の感覚を想い出す、そしてゆっくりと自分と向き合える場を持ってもらいたい、とシンギングボウル奏者・セラピストとしての活動を始めました。

 

現代社会の中で時代に合わせて生活しながらも、自分の内側やエネルギーを整える、という見えない世界のバランスにも少し目を向けてみませんか?
そのための土台であるあなた自身の心身をクリアにし(浄化)、整える(調律)セラピーや講座などを、サロン「8bowls」ではご提供しています。

 

どうぞ、本来のあなたが持つ、美しさと豊かさを取り戻していけますように、前向きな明るさを思い出して頂けますように、シンギングボウルサロン「8bowls」をご活用いただき、お役に立てたら嬉しく思います。

 

店主 小田切 良子
斜め 未来へ